「MNPって難しそう」と思っている方向けに、電話番号をそのまま格安SIMに乗り換える手順をステップごとに解説します。実際の手続きは最短30分で完了します。
MNPとは?基本をおさえよう
MNP(Mobile Number Portability)とは、今使っている電話番号をそのまま別の通信会社に持ち運べる制度です。「格安SIMに乗り換えたら電話番号が変わる」と思っている方がいますが、MNPを使えば番号はそのまま維持されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 無料(2021年以降、MNP転出手数料は廃止) |
| 所要時間 | 手続き自体は30〜60分・開通まで最短即日 |
| 電話番号 | そのまま維持される |
| データ移行 | 別途必要(連絡先・写真など) |
MNP乗り換えの全体の流れ
| ステップ | 作業内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| STEP 1 | 乗り換え先の格安SIMを決める | 〜1時間 |
| STEP 2 | 現在のキャリアでMNP予約番号を取得 | 5〜10分 |
| STEP 3 | 端末のSIMロック解除(必要な場合) | 5〜10分 |
| STEP 4 | 乗り換え先に申し込む | 10〜20分 |
| STEP 5 | SIMカード受け取り・開通手続き | 10〜20分 |
| STEP 6 | APN設定・動作確認 | 5〜10分 |
STEP 1:乗り換え先の格安SIMを決める
まず自分に合った格安SIMを選びましょう。月のデータ使用量・通話の頻度・サポートの必要性を確認してから選ぶのがポイントです。
・品質重視 → ahamo(ドコモ品質・30GB・2,970円)
・LINEをよく使う → LINEMO(LINEギガフリー・20GB・2,728円)
・コスト最優先 → IIJmio(2GB・850円〜)
・店舗サポートが必要 → ワイモバイルまたはUQモバイル
STEP 2:MNP予約番号を取得する
現在使っているキャリアのアプリ・Webサイトから「MNP予約番号」を取得します。手数料は無料です。MNP予約番号には有効期限(15日間)があるため、取得後はなるべく早めに申し込み手続きを進めてください。
| 現在のキャリア | MNP予約番号の取得方法 |
|---|---|
| ドコモ | My docomoアプリ → 「契約内容・手続き」→「MNP予約番号発行」 |
| au | My auアプリ → 「契約・料金」→「解約・MNP予約番号の取得」 |
| ソフトバンク | My SoftBankアプリ → 「契約・オプション管理」→「MNP予約番号発行」 |
| 楽天モバイルおすすめ | my楽天モバイルアプリ → 「契約プラン」→「各種手続き」→「MNP予約番号発行」 |
MNP予約番号を取得しようとすると、オペレーターから「割引プランを提案するから乗り換えをやめてほしい」という引き止めがある場合があります。意思が固まっているならはっきりと「乗り換えを決めています」と伝えてOKです。アプリ・Web手続きなら引き止めなくスムーズに取得できます。
STEP 3:SIMロック解除をする(必要な場合)
2021年10月以降に購入した端末はSIMロックなしが義務化されているため、この手順は不要です。それ以前に購入した端末は、現在のキャリアのWebサイトからSIMロック解除の手続きが必要です。
| キャリア | SIMロック解除の方法 | 費用 |
|---|---|---|
| ドコモ | My docomo → 「各種手続き」→「SIMロック解除」 | 無料 |
| au | My au → 「サポート」→「SIMロック解除」 | 無料 |
| ソフトバンク | My SoftBank → 「設定・申込」→「SIMロック解除」 | 無料 |
STEP 4:乗り換え先に申し込む
乗り換え先の公式サイトから申し込みます。必要なものを事前に準備しておくとスムーズです。
| 必要なもの | 備考 |
|---|---|
| MNP予約番号 | STEP 2で取得したもの(有効期限に注意) |
| 本人確認書類 | 運転免許証・マイナンバーカードなど |
| クレジットカード | 支払い方法として登録 |
| メールアドレス | GmailなどフリーメールでOK |
SIMカードの配送を待たずに済むeSIM(電子SIM)に対応している端末なら、申し込み後最短数時間で開通できます。ahamo・LINEMO・楽天モバイル・IIJmioなどはeSIMに対応しています。iPhoneは iPhone XS以降、AndroidはPixelシリーズなど機種による対応状況を確認してください。
STEP 5:SIMカード受け取り・開通手続き
SIMカードが届いたら(eSIMの場合はQRコードが発行されたら)、開通手続きを行います。
| SIMの種類 | 手順 |
|---|---|
| 物理SIMカード | ①古いSIMを取り出す → ②新しいSIMを挿入 → ③各社の開通手続きページにアクセス → ④電話・SMS認証で開通 |
| eSIM | ①各社アプリ・Webサイトで発行されたQRコードを読み込む → ②画面の指示に従って設定 → ③開通完了 |
STEP 6:APN設定・動作確認
SIMを挿入・eSIMを設定した後、APN(アクセスポイントネーム)の設定が必要な場合があります。最近のiPhoneはSIM挿入後に自動設定されることが多いですが、Androidは手動設定が必要なケースがあります。
| 端末 | APN設定方法 |
|---|---|
| iPhone | 多くの場合、SIM挿入後に自動設定。設定アプリ →「モバイル通信」で確認 |
| Android | 設定 →「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「APN」→各社の設定値を入力 |
・電話をかけて通話できるか確認
・SMSが送受信できるか確認
・インターネット(4G/5G)が使えるか確認
・Wi-Fiをオフにした状態で地図アプリや検索が使えるか確認
乗り換え後にやっておくこと
| やること | タイミング | 重要度 |
|---|---|---|
| 銀行・各種サービスの登録メールアドレス変更 | 乗り換え直後 | 🔴 高 |
| 旧キャリアアプリのアンインストール | 乗り換え後1週間以内 | 🟡 中 |
| 旧キャリアのSIMカード破棄 | 開通確認後 | 🟡 中 |
| キャリア決済の切り替え | 乗り換え直後 | 🔴 高 |
まとめ:MNP乗り換えは最短30分で完了する
MNP乗り換えは、事前に必要なものを揃えておけば最短30〜60分で手続きが完了します。「難しそう」と感じている方が多いですが、手順通りに進めれば誰でもできます。大手キャリアから格安SIMへの乗り換えで月5,000円前後の節約になることが多く、年間6万円以上の節約につながります。まずMNP予約番号の取得から始めてみてください。
※本記事の料金・サービス情報は2026年2月時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。